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眉アートメイクで手に入れた朝の自由
私の朝は、長年「眉毛との戦い」から始まっていました。もともと眉が薄くまばらで、左右の形も非対称。アイブロウペンシルとパウダー、眉マスカラを駆使して、左右対称の理想の眉を描き上げるまで、最低でも15分は鏡とにらめっこ。少しでも気を抜けば、その日の気分を左右するほどアンバランスな眉が出来上がり、朝から憂鬱になることもしばしばでした。汗をかく夏場や、温泉旅行では、眉が消えてしまうのではないかと常に気が気ではありませんでした。そんな私が、人生を変えるほどのインパクトを受けたのが、眉のアートメイクとの出会いです。最初は、皮膚に色を入れることへの漠然とした不安がありましたが、友人から「メイクが本当に楽になった」と聞き、勇気を出して信頼できるクリニックのカウンセリングを予約しました。カウンセリングでは、私の骨格や筋肉の動き、髪の色などを考慮しながら、専門の看護師さんが時間をかけてじっくりとデザインを提案してくれました。黄金比に基づいたデザインは、自分では到底描けなかったであろう、まさに理想の形。不安はすぐに期待へと変わりました。施術当日、まずは眉の周りに麻酔クリームを塗布。30分ほど待つと、感覚が鈍くなっていきます。そして、いよいよ施術が始まりました。細い針で皮膚の表面をカリカリと引っ掻くような感覚で、麻酔のおかげで痛みはほとんどありませんでした。むしろ、心地よいと感じる瞬間すらあったほどです。両眉合わせて1時間半ほどで施術は終了。鏡で完成した眉を見た瞬間、感動で言葉を失いました。そこには、まるで本物の毛が一本一本生えているかのような、驚くほど自然で立体的な眉があったのです。施術直後は少し色が濃く、赤みもありましたが、数日で落ち着くと説明を受け、渡されたワセリンを塗って帰宅しました。ダウンタイム中は、色が濃くなったり、少し痒みが出たりもしましたが、5日ほど経つとかさぶたが自然に剥がれ落ち、美しい色と形が定着しました。そして、翌朝。私は、人生で初めて「眉を描かない朝」を迎えました。鏡に映る自分には、すっぴんなのにくっきりとした美しい眉がある。アイブロウメイクにかかっていた15分が、まるごと自由な時間になったのです。その時間でゆっくりとコーヒーを飲んだり、ニュースを見たり。心の余裕が全く違います。